「ジェットコースター血糖」が、あなたの体を静かに壊す本当の理由

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食後の「あの眠気」、年齢のせいだと思っていませんか

ランチの後、どうしようもなく眠気に襲われる。
夕方になると、急に甘いものが欲しくてたまらなくなる。
夜、しっかり寝たはずなのに、朝から体がだるくて重い…。

あなたにも、心当たりはありませんか?

私は、寝不足も重なって午後から眠気に耐える日々です💦

「もう歳だから、仕方ない」
「昨日、ちょっと夜更かししちゃったからかな」

そうやって、やり過ごしてきたその不調。
実は、年齢や睡眠不足のせいではなく、あなたの体の中で起きている「ジェットコースター血糖」が原因かもしれません。

第1弾では、「高血糖」という状態そのものの怖さについてお話ししました。
今回は、さらに一歩踏み込み、この血糖値がジェットコースターのように「上がったり、下がったりを繰り返す」ことが、いかに私たちの心と体を静かに、しかし確実に壊していくのか、その本質に迫ります。

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あなたの体で起きている「ジェットコースター血糖」の正体

その名の通り、あなたの血糖値が、まるでジェットコースターのように乱高下している状態。
具体的には、こんな流れです。

① 急上昇(ジェットコースターが頂上へ)

ご飯やパン、甘いものなどを食べると、血液中の糖(ブドウ糖)が増え、血糖値が上がります。
特に、精製された白い炭水化物や砂糖は吸収が早く、血糖値を急激に上昇させます。

② インスリンの大量出動(緊急事態発生!)

急上昇した血糖値を下げるため、すい臓から「インスリン」というホルモンが、慌てて大量に分泌されます。
「火事だー!」と、大量の消防車が一気に出動するようなイメージです。

③ 急降下(ジェットコースターが一気に落下)

大量に出動したインスリンは、必要以上に働きすぎてしまい、今度は血糖値を急激に下げすぎてしまいます。
これが「低血糖」の状態です。

④ ニセモノの空腹感と、さらなる悪循環

低血糖になると、脳は
「エネルギー不足だ!危険だ!」と勘違いし、
「早く糖分を補給しろ!」と強い指令を出します。
これが、食後まだ2〜3時間しか経っていないのに感じる、強烈な眠気、だるさ、そして「ニセモノの空腹感」の正体です。

そして、このニセモノの空腹感に負けて、また甘いものや炭水化物を食べてしまうと…?
そう、再び①の「急上昇」に戻り、恐ろしいジェットコースターが、また最初から繰り返されてしまうのです。

この無限ループこそが、あなたの「なんとなく不調」を作り出し、痩せにくい体質を育て、そして静かに老化を加速させている、本当の原因なのです。

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「食後の眠気」は、体からのSOSサイン

「食後に眠くなるのは、普通のことでしょ?」

そう思っているなら、要注意です。

健康な人は、食後に強烈な眠気に襲われることはありません。

食後の眠気は、体からの「血糖値のコントロールが上手くいっていませんよ」というSOSサイン。

「ただの眠気」ではないんです。

血糖値スパイクが怖いのは、「自覚症状がほとんどない」ことです。

空腹時血糖値は正常。 健康診断でも「問題なし」と言われる。

でも、食後の血糖値は200mg/dLを超えている。

そんな状態です。

「ジェットコースター血糖」がもたらす、3つの深刻なダメージ

このジェットコースターに乗り続けると、体には具体的にどんなダメージがあるのでしょうか。

ダメージ①:血管への「連続パンチ」で、動脈硬化が加速する

血糖値が急上昇するたびに、血管の内側は大量の糖によって攻撃され、傷つけられます。
そして、急降下する際には、その反動で活性酸素という「体のサビ」が大量に発生し、さらに血管を傷つけます。

まるで、血管の内側を、サンドペーパーで何度も何度も、強く擦っているようなもの。
この「連続パンチ」が、第1弾でお話しした心筋梗塞脳梗塞のリスクを、ただ高血糖が続いている状態よりも、さらに高めてしまうのです。

ダメージ②:「インスリン」を分泌する”すい臓”が、疲れ果てて壊れてしまう

毎回「火事だー!」と全力で出動を繰り返していたら、すい臓も、インスリンを出す細胞も、いつかは疲れ果ててしまいますよね。

ジェットコースター血糖は、すい臓に過剰な負担をかけ続けます。
その結果、すい臓が疲弊し、インスリンを出す力が弱まったり、インスリンそのものの効きが悪くなったりします。

これが、本格的な「糖尿病」へと移行していく、典型的なパターンです。
一度疲れ果ててしまったすい臓の機能を、元に戻すのは非常に困難です。

戻って来ないよ~~😿

ダメージ③:「肥満ホルモン」で、脂肪を溜め込みやすくなる

インスリンには、血糖値を下げる以外にもう一つ、大切な働きがあります。 それは、「余った糖を、脂肪として体に溜め込む」という働きです。

そのため、インスリンは別名「肥満ホルモン」とも呼ばれています。

血糖値が急上昇し、インスリンが大量に分泌されるたびに、あなたの体は「脂肪を溜め込め!」という指令を、何度も何度も受け取っているのと同じこと。

「食事量はそんなに変わらないのに、なぜかお腹周りの脂肪が落ちない…」 その原因は、カロリーではなく、ジェットコースター血糖によって、インスリンが過剰に分泌され続けていることにあったのかもしれません。

ジェットコースター血糖から降りる、最初の一歩

食後の眠気、謎の空腹感、そして痩せにくさ。
その全ての元凶が、この「ジェットコースター血糖」にありました。

でも、大丈夫🌞
このジェットコースターから降りる方法は、ちゃんとあります。

それは、「血糖値を、急激に上げない食べ方」を学ぶこと。

次の第3弾以降の記事では、 「何を」 「どんな順番で」 「どのように食べれば」 この恐ろしいジェットコースターを、ゆるやかなメリーゴーランドに変えることができるのか、その具体的な方法を、一つひとつ、丁寧に解説していきます。

まずは、「あの不調の原因は、これだったんだ!」と知ること。
それが、あなたの体を、そして未来を変える、何よりも力強い一歩です。

にこにこ🌞

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