エリザベスカラーを知っていますか?
私が飼っていた猫は、病気のため晩年エリザベスカラーのお世話になりましたが、きっとストレスもすごかっただろうと……
何年経った今でも考えさせられます。。。
みなさんが、そんな思いをしないために!
今回は、エリザベスカラーの選び方や、エリザベスを嫌がる場合、代わりになるものについてまとめてみました!
エリザベスカラーとは?
エリザベスカラーは、猫が手術後の傷口や皮膚疾患を舐めたり噛んだりするのを防ぐために使用される保護具です。
猫の首に装着し、傷口に舌が届かないようにする器具です。
このカラーは、猫の快適性と安全性を確保しながら、治療を助ける重要な役割を果たします。
でも、多くの猫がエリザベスカラーを嫌がるため、適切なものを選ぶことが飼い主にとって大きな課題となります。
猫が傷口を舐めるといけない理由
猫の傷口を舐める行動は、一見して愛猫が自己治癒を試みているように見えるかもしれません。
でも、これにはいくつかのリスクが伴います。
猫の唾液には確かに抗菌作用や組織の再生を促す成分が含まれているものの、猫の舌の特有のザラザラした構造が問題を引き起こす可能性があります。
人間でも、舐められると少し痛いですね。
猫の舌には糸状乳頭と呼ばれる鋭い突起が並んでいて、これが傷口を広げたり、深くしたりする恐れがあるのです。
また、猫が傷口を過度に舐めることで、脱毛や皮膚炎を引き起こすことがあります。
これは舐性皮膚炎と呼ばれ、猫のストレスや不安が原因で起こることもあります。
猫が傷口を舐めることで、細菌感染を引き起こし、化膿する危険性も高まります。
とにかく、舐めないようにするのが大切ですね!
エリザベスカラーの選び方
猫のサイズ、性格、そして傷口の位置によって異なります。
様々なタイプのエリザベスカラーがあり、それぞれにメリットデメリットがあります。
例えば、プラスチック製の固いカラーは抑止力が高いですが、猫にとっては不快感が大きい場合があります。
一方で、布製やビニール製の柔らかいカラーは快適ですが、抑止力が低いことがあります。
猫のストレスを軽減するためには、エリザベスカラーの重さ、素材、そして視界への影響を考慮することが重要です。
軽量で透明な素材のカラーは、猫が周囲をより自由に見ることができ、ストレスを感じにくいです。
また、カラーの端が柔らかいと、食事や水分摂取がしやすくなります。
猫がエリザベスカラーを嫌がったらどうしたらいい?
どうやっても、エリザベスカラーを嫌がる猫もたくさんいると思います。。。
飼い主は猫の行動を観察し、カラーを着ける時間を徐々に増やすことで、猫がカラーに慣れるのを助けることができます。
また、猫がカラーを着けている間は、定期的に毛づくろいをしてあげることで、猫のストレスを軽減することができます。
元気になるためのエリザベスカラーで、元気をなくしてはかわいそうですね。。。
どうしても嫌がる猫には……
エリザベスカラーの代わりになるものはあるの?
猫の傷口を守るためにエリザベスカラー以外の方法を探している飼い主様は多いです。
エリザベスカラーは効果的ですが、猫にとってはストレスが大きいですよね。。。
こちらを試してみてはいかがですか👇👇
1. 術後服(エリザベスウエア)
術後服は、傷口がお腹や背中など服で覆える場所にある場合に適しています。
通気性が良く、適度な圧迫感が猫に安心感を与え、傷口の保護に役立ちます。
これ、いいですよね!
私も、昔に知っていたら、これを試していたと思います。
エリザベスカラーは、猫が自分の体を自由に動かすことを制限することで、傷口の安全を確保します。
でも、猫にとって不快感を与えることがあり、視界や聴覚を制限することでストレスを引き起こす可能性があります。
その点、術後服は……
エリザベスカラーよりも猫の動きを制限しないため、猫がより快適に感じることが多いです。
術後服は、猫が傷口に触れることを防ぎつつ、より自然な動きを可能にします。
ただ、術後服は傷口を完全に隠すわけではないため、猫が服の上から傷口を噛むリスクがあります。。。
2. ふわふわドーナツ型、ソフト素材のカラー
エリザベスカラーをしてあげたいなら、ソフトタイプがおすすめです!
より柔らかい素材でできたカラーは、猫にとって快適で、ストレスを軽減することができます。
また、一部の製品は枕のように使えるため、猫がリラックスして休むことができます。
かわいすぎる♪♪♪
3. 代用品や手作りのカラー
自宅にあるタオルを使って手作りすることも可能です。
タオルを使った猫のエリザベスカラーの作り方
<材料>
- フェイスタオル1枚
- マジックテープまたはボタン
- 糸と針(またはミシン)
- 定規やメジャー
- ハサミ
<手順>
1,首回りの測定
猫の首回りをメジャーで測ります。これがエリザベスカラーの内径になります。
2,タオルの準備
フェイスタオルを猫の首回りの長さに合わせてカットします。余分な部分は切り取り、適切な幅に折りたたみます。
3,筒状にする
タオルを筒状に巻き、縫い合わせて固定します。
この時、猫が快適に着用できるように、あまりきつくならないよう注意しましょう。
4,固定
マジックテープやボタンを使って、エリザベスカラーを猫の首に固定できるようにします。
調整可能な長さにすることで、猫の快適さを保ちます。
5,試着と調整
実際に猫に装着してみて、サイズを確認します。緩すぎると外れてしまい、きつすぎるとストレスの原因になるため、適切な調整が必要です。
カップ麺の容器や子供用のシャンプーハットを利用する方法もありますので、材料が手に入りやすいものを選んで、愛猫に合ったエリザベスカラーを作成してみてください。
4.ネイルキャップ
猫の爪にネイルキャップを装着することで、傷口を引っかくことを防ぐことができます。
これは特に、猫が傷口を舐めることを防ぐための補助的な方法として有効です。
まとめ
エリザベスカラーは、猫がストレスを感じることなく、快適に過ごせるように、最適な物を選ぶことが重要です。
エリザベスカラーを嫌がる場合は、他の方法も検討してみてあげてください。
猫の行動や反応を観察し、猫の健康と幸せのために、最適なケアをしてあげたいですね!